化学1
世の中はマルコフニコフ則だと、
私は思う。
マルコフニコフ則とは、
有機化学の反応を捉えるときに、
用いられる考え方である。
主生成物と副生成物がどのようなものか、
を決定付ける法則である。
マルコフニコフ則を説明する言葉で、
最も一般的な言葉は、
「富めるものは益々富む」である。
私たちは、科学の上に成り立った社会で生活をしている。
その科学は、数学、物理学、生物学、地学、そして化学等に代表される、
基礎科学を礎として発展をしてきた。
私たちの社会はいつからか、気付かぬうちに、
基礎科学の法則に則って、動いている。
化学で例えるならば、私たちの社会は、巨大なビーカーで、
その中にいる私たち溶質は、溶媒という環境の中で、
化学に則った反応しかしない、否、出来ないのである。
富める者は益々富み、貧しいものは益々貧しくなる、
という反応以外、出来ないのである。
近年格差社会が、社会の大きな課題として取り上げられる。
しかし私は思う。
人間が科学の上に成り立った社会を捨てない限り、
格差社会は無くならない、マルコフニコフ則は無くならないと、
私は思うのである。
そのように感じている人は、ちらほらいるみたいです。
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